レセプトデータと個人情報保護 |ビッグデータ

投稿者: | 2014年11月13日

 

ビッグデータを医療マーケティングに利用した例としてレセプトデータに関するものがあります。

健康保険組合から提供されるレセプト(診療報酬明細書)をデジタル化しこれをデータベースとして蓄積することで様々な医療マーケティングに利用できるようになりました。

こうしたビッグデータは製薬メーカーや研究機関、さらには生命保険会社に提供されています。

レセプトには入院・外来を区分して疾病や診察内容などの個人情報が記載されています。その中から必要な項目を抽出し、患者や担当医師が特定できないように加工します。いつ誰がどの病院でどんな診察を受けたか。どんな治療が行われ治療費はいくらだったか。また調剤もレセプトの対象ですから、処方箋の情報を集計することでどんな薬をどれくらいの量、どんな周期で服用しているのかが分かります。

レセプトはまさに医療情報の宝庫なのです。

レセプト 医療 個人情報保護

このデータベースは製薬メーカーや生命保険会社にとって有益な情報であるばかりでなく、統計上ある病気にかかっている患者数を推計することにも利用されています。

「良いこと尽くめ」のビッグデータ・・・この背景には「特定の個人を識別できないようにする。」という大前提があります。取扱者はデータの取扱い不備による危険性と常に背中合わせであること肝に銘じていなければなりません。