マラソン大会と個人情報保護

投稿者: | 2014年12月17日

 マラソン大会を開催する自治体が増えています。東京マラソンを始めとして、大阪、神戸、京都、名古屋など地方の大都市で2万人を超える規模のフルマラソンが次々に開催される時代になりました。これを可能したのは市民感覚として健康志向にジョギングを取り入れる人が増えていることに加え、計測方法における一大改革があったことが理由としてあげられます。

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個人情報 ICタグ

ICタグによる計測システムは、選手ひとりひとりに1つずつのICタグを装着してもらいます。基本的にはシューズに装着するタイプとゼッケンに装着するタイプの2種類あります。スタート地点および計測する各地点・ゴールにはICタグから発せられる電波を感知するためのアンテナ(センサー)が設置され、ICタグを装着した選手が通過すると瞬時にデータを取り組む仕組みになっています。 このデータを集計するとすべてのランナーの地点別のタイム、全体順位や年齢別順位、1キロ当たりのタイム・ペースなどが時系列に知ることができるのです。 個人情報保護の観点からは、ICタグから発せられる情報の管理が必要になります。ICタグを装着したすべてのランナーの計測情報をIDとパスワートで識別していることによるものです。 こうしたICタグを利用したシステムは様々な移動体に応用されています。小学校の登下校時に児童が校門を通ると校門の上に取り付けられたアンテナが児童のランドセルの中のICタグを検知し、直ちに保護者にその情報(メール)を知らせる。子どもを見守るツールに使われています。個体識別に優れたICタグ、移動体の管理にはこのうえなく有効なツールになっていて今後各分野での応用例が期待されています。