自動車保険と個人情報保護

投稿者: | 2015年3月25日

自動車保険の保険料は様々な条件を加味して算定されています。ドライバーの年齢、車種、走行距離、運転免許証の色などによって保険料が異なるのが特徴です。最近ですと、週末にしか車を使用しないなど走行距離が極端に短いケースは保険料が安くなり、通勤など日常的に利用する場合は走行距離が長くなり保険料が高くなるというものまで登場しました。

車両の走行データを活用した試みにPHYD(Pay How You Drive)という方式があります。車両に搭載された専用の走行データ集積システムにより「自動車をどのように運転しているか」という状況に応じて保険料を算定するものです。危険な走行が多いと判断されれば保険料が高くなり、逆にいえば「保険料が安くなる」という分かりやすい動機づけで安全運転をうながそうというものです。

個人情報取り扱い

危険度合いの判断には走行速度や走行時間帯などが用いられ、ブレーキの利用状況や追い越しの頻度も加味されます。個人情報保護の観点からは運転者による走行データの保護ということになりますが、運転者IDと走行データのマッチングだけで高度なセキュリティシステムは不要です。

こうした走行データを活用することにより年齢や走行距離といった一般的属性によって決められる平均保険料モデルから脱却できます。顧客を「個人」として取り扱うことによってより公正な価格を設定しようとするものです。これからは単に「ゴールド免許だから」、とか「エアバッグを装備している」、といった条件では保険料の割引が行われなくなる時代がくるかも知れません