地震の予知と個人情報保護

投稿者: | 2015年3月25日

個人情報保護

地震発生率や予測震度を解析するツールがあります。大手住宅メーカーの大和ハウス工業は独立行政法人防災科学技術研究所が開発したJ-SHIS(地震ハザードステーション)のデータを利用し、地震危険度評価ツール「ココゆれ」を運用しています。

「ココゆれ」は戸建住宅の購入を希望する顧客に、建設予定地の地震発生率や発生した場合の予想震度などを提供します。今後5年から50年先までを5年単位に区切って解析し、それぞれの震度を発生確率で表示するのです。たとえば、ある地点の15年以内における地震の発生確率を震度の大きさごとに解析すると下記のような結果が表示されます。
(例)
震度5弱以上・・・63.6%
震度5強以上・・・53.1%
震度6弱以上・・・13.6%
震度6強以上・・・・5.2%

J-SHIS(地震ハザードステーション)は全国を250メートル四方のエリアに区切り、エリアごとの地震発生確率をベースにつくられています。過去に発生した地震のデータ(公的データ)を集計し、これに地震活動モデルや震源断層モデル、地下構造モデルといった地震ハザート評価を加えて企業独自のサービスに応用しました。個人情報は介在しません。全国のある地点エリアにおける過去の地震データの集合体だからです。

この「ココゆれ」は単なる販売促進のためのデータにとどまりません。事前の地震対策、防災意識を高める効果が期待できます。「安心・安全」という付加価値を見える化しました。